2022GW読書記録
どうやら「将来を考える期」に買ったらしいビジネス書積読コーナーの本を読んだ。不思議なことではないが、ほぼほぼ同じ内容「自分自身と今後の時間を認識して見直し、年を取ってからも愉快にずっと働いていこうぞ」という提言を各種アプローチで読むこととなった。
記録用に列挙しておく。
- 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 日本の現実を把握
- LIFE SHIFT2―100年時代の行動戦略 いつか読んだやつの2。基本的にこの本にすべてまとまっている
ホテル経営などから引退した著者が50代でAirbnbにメンター・相談役としてジョインし活動している経験から、モダンエルダーなる用語で働き方について語る。内容こそLife Shiftとかぶる部分もあるんだけど、実例部分が知ってるIT企業で「マイ・インターン」を地で行くのが楽しく読める。最初のミーティングでエンジニアの発言の意味がわからなすぎて「これはやばいぞ。。。」ってなったところとか笑える。
自分がどうあるのか、どう見られているのかの認識度合いを上げる方法まわり。シニアエンジニアになっていくと前ほどフィードバックを受けにくくなる中で、自分で自分を見るメタスキルは必須なのでよかった。これは後ほど再読する。
なんかついでに「7つの習慣」もこの積読エリアにあった。再読せよという過去の自分からのメッセージをありがたく受け取り、第7の習慣のところだけ再読しておいた。
クイズ形式の研修
さいきん新しいBIzDevメンバー向けに、クイズ形式の研修をやってみました。オンボーディングwikiを読んでもらうとか講義形式の研修、もあるのですが補足になるのと気分転換にもなっておもしろかったです。
早押しとか三択、これはMeetのチャット欄でがんばる。
※これの答えは、コンテキストにしたプロダクトによります
つけてもらいたいのはQuiz力じゃないので、へんにヒネった問題じゃなく、全員答えられるくらいのにする。
楽で良いなと思ったのは、ウミガメのスープ形式。
fluctだとやっぱり「設定が正しいのにアドが出ません、どうしたら良いですか?」というトラブルシューティングが多いのですが、特定の過去の事例を元にすれば良いだけなので、準備が楽だし、なにより事象の切り分けに関する考え方を含めかなり本番にちかい練習になって面白かったです。
補足をふくめて1時間の会で5問くらいが限界かな
Meetの場合、録画がスライド部分だけでパネラーの顔が入らないので、クイズっぽく動画を残したいならワイプとかチャット欄をふくめてキャプチャしたいところだけど、そこまで遊ばなくてもいいかw
2021冬休み読書感想文
定期的にやってる休暇こもって読書タイム、今期も段ボール1箱分読んだ。箱... そう、本ほとんど紙なんです令和なのに。ぼくの読み方ができる電子デバイスがみつけられてなくて(あるのかなあ)
- 本の内容によるが2ページ/sくらい。技術書の場合はとくに序盤でもう一度読むかを見極めて、その場合最初1回目は速く読み終えるようにしてる。
- 頻繁に少し前もしくは目次をバサバサ見直す
- 本の綴じ部分の左右でいま何合目かを把握(これはアプリでもだいたいインジケータがあるのでわかる)
マンガだけはkindleで買ってる。
とくに良かった本を数冊
コンウェイの法則をベースに、逆コンウェイ戦略を念頭にチーム作りする際の「パターン」を扱っていて、いろんなフェーズ・規模の開発チームで使えそうな本。
そうだよなーと思ったのは、序盤でコンウェイの法則の説明をした後、「つまりエンジニアの組織設計には技術的専門知識が必要だ」というところ。これはつまりとあるエンジニア組織において、チーム作りに関わるアーキテクトにエンジニア視点で適切なフィードバックをするべきだし、またエンジニア経験者がアーキテクトを行なっている場合その人のそれまでのアプリケーション設計・リファクタ能力があるていど反映されるのだろうなという。
構成、文章や図たいへんわかりやすい。少し気になったのは、本書の用語がカタカナで登場すること。「なぜフィーチャーではなくストリームアイランド?」という話があったり、積極的に多言語展開されているのであえて和訳つけない翻訳方針なのだと思う。ただ「イネイブリングチーム」とか「コンプリケイテッド・サブシステムチーム」とか連発するとカタカナが滑るなーと。Enabling team みたいな英単語か、それか太字になってるとよかったかも。巻末にこれら定義単語の簡潔なグロッサリーが用意されてましたのでそこを見ながら読むと良さ。
何経由で知って買っていたのかおぼえてない。表紙にGoogleってワードもあったからこれもIT企業の組織の話かな〜と思って読んだら、 CIAの話だった! CIAがなんでテロを防げなかったのか、というのから多様性の利の話をしていく(内容はふつうの企業とかにも適用可能)。おもしろかった
ストレングスファインダーのカウンセリングを受けた時に、関連する本をドバっと買っていたので、自分の強みやキャリアを考える系の本がたくさんあったんですよね。とにかくざっと全部こなした中でおもしろかったのが本書。
単に「すきなことをやりましょう。以上!」じゃない、現実的な話を進められているのが小気味良い。著者の別の本も読んでみようと思いました。特に面白かったのが、ストックを作るの部分で読書について触れていて、「ある分野の本をまとめて読む」の方法が触れられていた点。これはぼくも特にビジネス書でやりますねw てか今まさにやってるやつですねw
実際この冬に読んだのは続編 invert 城塚翡翠倒叙集 の方。続編もよかったのですが、medium 霊媒探偵の衝撃はかなりすごかったです。オススメ!
ミステリ小説になるのですが、どういう話かと言うとこれからちょっと定番のワードを出しますんで、これで察してください。→「内容については何も言えないのですが、何も情報を見ずにとにかく読んでみてください」
ドラマ化されてほしーな〜
そーだいなるVOYAGE GROUPの裏側 #fluct
2019冬休み読書感想文
冬休みは数日、まるっとインプットの日にして積まれた本を20冊よんできました。今回は2018年〜2019年に出た本。主にtwitterとかで見かけた技術書とビジネス書が多め
私←ウェブ系ソフトウェアエンジニア、10年ちょっと業種規模各種
とくにすごい良かった本3冊
おかげで幸せなインプット期間となりました🥰ありがたし
- 網羅的で、具体的。コンテナの時代だけど /procの読み方あたりもカバーしてる
- それでいてこの薄さ! すぐ読めるからすぐ読も!
- とりあえずさらっと読んでおいて、足りてないものないか俯瞰するのにもいいと思う
- 20冊箱に詰めた中で、2018-2019出た本ということもありDevOps本がすごく多くて食傷気味だったのでさわやかに胃に入ってきたという説あり
- 拝みたくなるようなありがたい本
- 私はひたすらコードを書かせてもらっているシニアエンジニアだが、仮にマネジメントをすることがあっても「この本を参考にやっていく気持ちです」と言えるので良い
- 興味深いのは、人心の扱いに忍術書と符合する点が多かったこと。後書きにチラっと、内観するのに瞑想が良いというようなことを紹介していたので、両者通じるところがあるのかもしれない
- てっきり、「あるひDynamoDBみたいのを急に作るハメになったとき泣きながら読む本」かと思ったら違った
- とにかくざっくり「データ」に関係する周辺のありとあらゆる、現在ある技術や理論がわかりやすくまとまっている。必見すぎた
- 訳者も最高か?とにかく説明がわかりやすい。巻末に「用語集」があるのだけど、いかに簡潔さを保ちながら的確な文章を試みてるのがわかるのでそっからチラ見おすすめ
- ふざけていつも各種RPCを「沼」って呼んでたんだけど、これからは「天空の城」と呼ぶことにします(おもしろ地図が載っているのです)
あと2冊、Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計 と THE TEAM 5つの法則 の話は社内ブログにつづける
ちなみにまだ積ん読、段ボール1箱残っている